「訪ふ」って読み方知ってますか?
普段の生活では聞きなれない言葉。
「とぶらう」と読むのだそうです。
親鸞聖人が「教行信証」という書物の結びに引用した言葉で、
「前に生まれたものは後のものを導き、後に生まれるものは先人の生きた道を問いたずねよ」
という意味があるとのこと。
先人の知恵や教えを素直に受け入れる心、
そして自身も、後に生まれた後輩や子供達に、知恵や教えを惜しみなく伝えていくこと。
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出尽くしたカタチやアイデア。
おびただしい情報が、どこにいても手に入る。
こんな時代に、新しい家具をデザインしてつくるとは何ぞや、と。
ふと、問いかけが巡る。
出尽くしたのではない、先人からの学びがたくさんあるのだ。
感じたことを考えたことを、使う人のためにどうデザインしていくか。
先人に学び、
消化して、
次の世界に新しいものをだす。
生きている限り可能性は無限なんだと。
なんだかわくわくするじゃないか。
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「訪ふ」
すてきな言葉です。